□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年5月4日第369号 ■ ============================================================== 寺田逸郎最高裁長官に田中耕太郎の砂川判決を謝罪させたい ============================================================== 最高裁の寺田逸郎長官が5月3日の憲法記念日に合わせた定例記者会見でハンセン病の隔離法廷について謝罪した。 4月25日に行われた最高裁事務総局の謝罪が前代未聞なら、それにとどまらず最高裁長官みずからが謝罪するのはもっと前代未聞だ。 そこまで異例の対応を見せて当時の被告に誠意を見せるなら、寺田逸郎最高裁長官には、是非とも砂川裁判の再審訴訟について語ってもらいたい。 そして、大先輩である田中耕太郎最高裁長官の前代未聞の司法干渉について謝罪し、田中耕太郎最高裁を弾劾してもらいたい。 米国の極秘公電が見つかって、田中耕太郎最高裁長官が日本の司法を米国に売り渡したことが暴露された事を、寺田逸郎最高裁長官が知らないはずがない。 この新事実の発見によって、当時の被告者たちが再審請求訴訟を起こしていることを寺田逸郎最高裁長官が知らないはずがない。 ハンセン病患者の被告にここまで誠意を見せながら、砂川判決の被告に冷淡であり続ける理由はどこにもない。 それとも、田中耕太郎最高裁がひねり出した統治行為論と言うへ理屈は、被告に対する謝罪にまで及ぶとでもいうのだろうか。 寺田逸郎最高裁長官には田中耕太郎最高裁長官の砂川判決についても謝罪させたい。 謝罪しなくても、少なくとも砂川判決について語ってもらいたい。 ここまで教えてやっているのだ。 メディアは記者会見でその事を質さないようでは失格だ(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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