□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年5月3日第364号 ■ ============================================================== 憲法記念日に考える(新党憲法9条が必要な時が来る) ============================================================== 私は今から一年ほど前の昨年4月28日にインターネット政党「新党憲法9条」のHPを公開して結党宣言をした。 安倍首相が米国議会で安保法案を成立させることを約束することを知った私は、その日にあわせて、安倍首相の手で憲法9条を変えさせないという思いを込めて、あらたな政党づくりを目指した。 残念ながら、それが現実の政治を変えるところまで至らない中で、現実の政治は、既存の政党、政治家による選挙一色になって、私は新党実現に向けた活動を一時休止した。 なぜならば、政局は既存の政党、政治家の争いに集中し、新党どころではなくなると思ったからだ。 私の判断は正しかった。 いま我々が目にするのは、7月の参院選に向けた既存の政党、政治家のなりふり構わない争いだ。 そして、その争いは、これから7月に向けてますます激しくなっていくだろう。 そんな時に、新党憲法9条どころではない。 しかし、見ているがいい。 必ず新党憲法9条が必要な時が来る。 それは私の手を離れて動くだろう。 名前は新党憲法9条でなくてもかまわない。 誰かが、憲法9条を守りたいと考える国民の為の政党をつくらなければいけないのだ。 国民政党としての新党が出来ない限り、憲法9条は早晩変えられるだろう。 民進党では安倍自公政権の改憲を止められない。 日本共産党が護憲を訴えても、その拡がりには限度がある。 決して国民的動きにつながらない。 7月の参院選の結果がどうであれ、衆参同日選挙があってもなくても、あらたな政治が動き出すのは、その後だ。 新党憲法9条構想があらたな形で動き出すとすれば、その時である(完) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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