□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年5月3日第361号 ■ ============================================================== 憲法記念日に考える(立憲主義ということばの持つ面妖さ) ============================================================== 誰が言い出したか知らないが、いまや、「憲法9条を守れ」ではなく、「立憲主義を守れ」という言葉がはやりのようになってしまった。 しかし、この言葉は、安倍首相の解釈改憲に反対する言葉だ。 憲法は権力者を縛るもの、権力者は憲法を守れ、という意味だ。 それを突き詰めていくと、権力者が正当な手続きを踏んで憲法9条を改正し、それを国民が認めるなら、それでいいということになる。 実際のところ、改憲論の先頭に立つ読売新聞は、きょう5月3日の社説で、「改正へ立憲主義を体現しよう」と堂々と書いている。 そうではない。 憲法9条を変えるか、変えないか、という単純明快な議論を正面から行うべきである。 憲法9条を守るか、捨て去るか、白か黒か、二項対立でいいのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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