□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年3月4日第197号 ■ ============================================================== 安倍の「自公対民共」発言に正しく反撃できなかった岡田 ============================================================== 安倍首相の「在任中の改憲」発言が問題になっている。 やはり憲法9条改憲問題は、どんな時でも、いつも日本の政治の最大テーマであるという証拠だ。 だから新党憲法9条なのだ。 なぜ岡田民主党では安倍自民党に勝てないのか。 安倍首相が今度の参院選は、「自公と民共の対決だ」と発言した。 これは安保法廃止で野党共闘を叫ぶ岡田民主党に対する、これ以上ない挑戦、挑発だ。 そして岡田代表はそれに対して正しく反論できなかった。 「その通りだ。それこそが国民を二分する政治対決だ。そして国民は我にありだ」と間髪を入れず反撃すべきだった。 しかし、岡田代表は、「レッテル貼り」だと、まるで共産党と同じ目で見られてはたまらないとばかりに反発した。 これでは永久に岡田民主党は敗戦の将だ。 安倍自民党には勝てない。 安倍自民党が一番恐れることは、安保法反対の国民が、安倍には憲法9条を変えさえない、と今度の選挙で再び立ち上がることだ。 だからこそ、岡田民主党は改憲反対の立場を旗幟鮮明に打ち出さなければいけない。 それを最も主張しているのが共産党だ。 だからこそ、岡田民主党は、共産党と改憲反対で共闘し、自公と対決しなければいけないのだ。 安倍首相の言う通りなのだ。 もはや共産党は国民連合政府構想は譲歩した。 改憲反対で選挙共闘することを最重要にしている。 岡田が安倍自公に選挙で勝つためには、共産党と共闘するほかはない。 岡田民主党にそれができないことが分かった時、その時こそ新党憲法9条が立ちあがる時だ。 新党憲法9条は率先して共産党と選挙協力する。 護憲の思いは共産党以上に強い。 それでいて、共産党のようなイデオロギー政党ではない。 憲法9条を守りたいと考える一般国民のための護憲政党である。 唯一の問題は、護憲を専売特許にしてきた共産党が、新党憲法9条を受け入れ、共闘するだろうか。という点である。 新党憲法9条は、共産党に対しても本気で憲法9条を守る覚悟があるのか、それを迫る政党である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)