□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年10月27日第877号 ■ ============================================================ チャップリンが映画「独裁者」で伝えたかったこと ============================================================= きょう10月27日の朝日新聞の天声人語で知った。 チャップリンがファシズムに立ち向かった映画「独裁者」をつくったとき、製作中から脅しの手紙が舞い込んだと。 それにもかかわらず完成にこぎつけ、その映画がニューヨークで上映されると連日大入りになったと。 そして私は、この天声人語で知った。 その映画の、つぎの結びの言葉こそ、多くの観衆の心を打った名高い演説であったことを。 「わたしたちは、みんなおたがい助け合いたいと望んでいます・・・わたしたちは、他人の不幸によってではなく、他人の幸福によって、生きたいのです」(中野好夫訳) これは至言だ。 朝日の天声人語は、この言葉を引用して、創設70年を迎える国連が、地球全体の貧富、幸福の落差に取り組む行動計画に乗り出した事を歓迎している。 しかし、この言葉はもっと普遍的な言葉だ。 いまの日本の政治にもそのままあてはまる。 そして日本国憲法の精神につながる言葉だ。 その憲法を否定する安倍首相に対する、これ以上ない批判の言葉である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しいコメントを追加