Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

臨時国会召集にうつつを抜かしている場合ではない野党
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年10月22日第865号 ■   ============================================================      臨時国会召集にうつつを抜かしている場合ではない野党  =============================================================  きょうから安倍首相が中央アジアに外遊する。  いつから首相の外遊が国会より重要になったというのか。  安倍首相の外遊日程が立て込んでいるから臨時国会を開けないなどと谷垣幹事長が公然と言い出すほど野党はなめられてるのだ。  「それほど国会を開くことが怖いのか」  そう岡田民主党代表は勇ましい。  しかし、野党は今のままでは臨時国会を召集させられない。  閉会中の予算委員会開催で手打ちとなる。  すべてはシナリオ通りだ。  そう解説して見せてくれたのが、きょう発売の週刊文春10月29日号の連載「飯島勲の激辛インテリジェンス」である。  すなわち野党も臨時国会などやりたくないのだ。  参院選に向けての選挙協力や政界再編のほうが重要なのだ。  その選挙協力や政界再編がうまく行かない。  どの野党も自らの党勢拡大を優先し、騒いでいる政治家の多くは、来年の参院選で生き残りをかけている連中ばかりだからだ。  それを見越した自民党は、いざとなれば遅ればせに12月に臨時国会召集に応じ、1月の通常国会を前倒しして、ドッキングさせればいい。  そうして野党を国会に釘づけにして、選挙協力や政界再編など出来なくしてしまえばいい。  ここまで見透かされているのだ。  しかし、この飯島勲の見立ては正しい。  安倍政権が一番恐れるのは国民連合政府のための野党協力である。  それを飯島勲も認めている。  いまのようなバラバラの野党では、たとえ臨時国会を開いても安倍政権を追い込めない。  それよりも国民連合政府のための野党協力を最優先し、来るべき通常国会で安倍政権を衆参同日選挙に追い込み、選挙に勝てる態勢をつくることを最優先させるべきだ。  その野党協力がうまく行かないからといって、臨時国会召集で攻勢をかけて見せる。  順序が逆だ。  試されているのは安倍暴政ではない。  その安倍暴政を倒そうとする野党の本気度である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2025年10月19日に利用を開始した場合、2025年10月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2025年11月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する