□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年3月14日第229号 ■ ========================================================= ウクライナ問題で米国に全面服従していた安倍首相の衝撃 ========================================================= ソ連(ロシア)嫌いの産経新聞がウクライナ問題でプーチン大統領に厳しい姿勢をとるのはわかる。 しかし安倍首相の最大の支持者である読売新聞がその社説でロシアに厳しいのはなぜか。 きょう3月14日の社説でもクリミア自治共和国の住民投票に断固反対している。 そう思っていたらその読売新聞がきょうの紙面で驚くべきスクープ記事を掲載した。 すなわち安倍首相は3月7日に行われた日米電話首脳会談において、オバマ大統領に対し全面的に恭順の意を表明していたというのだ。 ウクライナ情勢に関し、「力の支配ではなく、法の支配が日本の理念だ。米国に全面的に協力する」と述べていたというのだ。 日米関係筋が13日に明らかにしたという。 やはりそうだったのだ。 私は対米従属しかないと書いてきたが、ここまであっさりと全面譲歩していたとは驚きだ。 この読売新聞のスクープですべてが氷解する。 TPPに関する二国間交渉の再開も、菅官房長官による度重なる河野談話見直し否定の発言なも、谷内局長のロシア派遣も、すべてオバマ大統領の訪日を成功させるためのオバマ大統領に対するメッセージなのだ。 日米同盟を最優先させますと言っているのだ。 そうならそうと国民の前ではっきりさせるべきだ。 ロシアを欺くのは一つの外交戦略だが、日本の首相が国民に嘘をついてはいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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