□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月17日第353号 ■ ============================================================== 中曽根大勲位が慰安所建設に関わっていたという仰天疑惑 ============================================================== 慰安婦問題などなかったなどという馬鹿な事を主張する者がいるために日本はとんでもない事になってしまった。 しかもそれを政権政党の政治家や、こともあろうに首相が唱える始末だ。 繰り返すように、我々は歴史の前に謙虚にならなくてはいけない。 歴史のすべてを知る事は出来ない。 その量が膨大であるだけではない。隠蔽や散逸の史実があるからだ。 歴史を謙虚に学べば、学ぶほどその事を知る。 歴史に不勉強な者ほど、聞きかじりの断片的な知識で自分の都合にいいように物事を断定しようとする。 今度の従軍慰安婦問題はその典型例である。 慰安婦問題などなかったなどという主張は、もし一つでもそのような事実があればその根拠を失い。 たとえ言葉の厳密な意味での軍による強制連行がなかったとしても、史実を総合的に見てそう判断されるようであれば、それはあったという事なのだ。 そんな従軍慰安婦問題の騒ぎの中で、とうとう、とんでもない疑惑が指摘されるようになった。 5月17日の日刊ゲンダイが「橋下発言が飛び火」と題して次のような記事を掲げた。 すなわち中曽根元首相が「慰安所」建設に関わっていたというのだ。 1978年に出版された「終わりなき海軍」(松浦敬紀編著)という本がいま注目されているという。 そこには次のような中曽根元首相の発言が出てくるという。 「三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやった・・・」 この本が出版された直後、中曽根氏は真意を問われて「事実と違う。つくったのは海軍の工員の休憩と娯楽の施設」であると否定していたという。 ところが最近になって中曽根元首相が積極的に慰安婦づくりに関与していた「証拠」が見つかったというのだ。 すなわち高知県の市民団体が2年前に公表したところによると、1962に防衛庁がまとめた資料の中に、中曽根元首相が海軍の主計長を務めていた「海軍航空基地第2設営班」について次のような記述が出ているというのだ。 「(インドネシア・ボルネオ島において)主計長(中曽根)の取り計らいで土人女を集め慰安所を開設」 民家を慰安所につくり替えた地図も残っていて、信憑性が高い(軍事ジャーナリスト)という。 慰安婦問題があったか、なかったかというばかげた論争は、この真実を追求することによってすべて決着する。 しかし、この日刊ゲンダイの記事は封印されて終るだろう。 この疑惑の真実を追求することはあまりにも忍びないからだ。 これが本当ならば日本は崩壊することになるからだ。 慰安婦問題はなかったなどという馬鹿な事を言い出した政治家たちの責任は重大である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しいコメントを追加