□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月12日第341号 ■ ============================================================== 民主党「公開大反省会」で露呈した小沢一郎と民主党の亀裂の深さ ============================================================== 民主党がきのう5月11日に「公開大反省会」なるものを開いたらしい。 しかし、大手メディアはそれを全く無視した。 ひとり大きく取り上げたのは民主党批判の急先鋒である産経新聞である事から見ても、その公開大反省会なるものがいかにつまらないものであったかということだ。 私が驚いたのは出席者である菅直人、枝野幸男、長妻昭などといった民主党崩壊の責任者たちが、自己弁護、自己宣伝に終始する一方で、そろって小沢批判を繰り返したことだ。 「自分の権力が最大限の状態を維持したい人。自分の言うことを聞くのが良いというのが小沢さんの『権力最大の法則』。これほどひどいとは思わなかった」(菅直人) 「とにかくわからない人」(枝野幸男) 「私とはちょっと感覚が違う政治家」(長妻昭) ちなみにきょう5月12日の日経新聞は「私の秘話」と題するコラムの中で野田前民主党首相の後見役を務めていた藤井裕久氏の次のような言葉を紹介している。 「・・・(消費税増税に反対した)小沢グループは野党ボケではなく政局屋だ。民主党から(追い)出したのは野田(首相)の功績だ。昨年の衆院選で負けてけしからんというのは俗論。負けても消費税増税を実現したというのが知性派の意見だ・・・」 いまでも消費税増税が正しかったと言っている。 安倍自民党政権と戦うべきところを口を極めて小沢批判をする。 民主党は昨年12月の衆院敗北時よりさらに悪くなっている。 安倍首相がつまらないパフォーマンスに明け暮れて調子に乗っているのもわかる。 日本の政治に希望を持てなくしたのは民主党の反省のなさである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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