■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年3月13日第181号 ■ ============================================================== だからインターネット政党しかない ============================================================== 3月8日の東京新聞の投書欄「ミラー」に、千葉県船橋市の著述業である今泉弘吉(74)という人の「参院選後の日本を占う」という要旨次のような投書が掲載されていた。 夏の参院選を予測すると、民主党は昨年暮れの総選挙の後遺症そのままに臨まざるをえないが、またまた大敗し、政権与党が勝つのは必定だろう。公明党は現状維持で自民を翼賛し、日本維新の会はそこそこの議席数を得て自民タカ派の右に布陣する。みんなの党は躍進するが孤高。共産党も社民党もインパクトが弱い。生活の党とその他の党も期待できない。この際、古い絆を断ち、革新の旗を掲げ猪突猛進する新党が欲しいが住民は冷ややかで新党は生まれない。ドイツ流の脱原発路線を提案する政治勢力は育たない。財政再建や所得再分配、弱者救済に柱を据える福祉重視の新党も生まれる可能性はない。結局、この秋以降、衆参両院ともに自民党が掌握し、日本の右傾化が急速に進み、軍事増強のしわ寄せで高齢者福祉は後退する。アベノミックスが一時的に成功しても途切れれば同じ。大型増税となる。いずれにしても、実体の充実を伴わない日本経済は苦悶する。福島復興、沖縄基地問題、尖閣諸島と竹島問題は膠着し続ける・・・ 残念ながら多くの政局予測記事もこの投書の主と同じように報じている。 選挙が近づくにつれて様々な動きがでてくるであろうが、権力を取り戻した自民党が本気で過半数を取りに行く気になれば権力に任せてあらゆる策を講じるだろう。 既存の政党、政治家想では自公政権に対抗できない。 既存の選挙運動の発想では自民党に勝てない。 だからインターネット政党なのである。 既存の政党、政治家の合従連衡が出揃い、票読みが始まる最後に名乗りを上げる。 その顔ぶれを見れば一切の選挙運動が不要となるような政党を目指す(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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