□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年2月14日第113号 ■ ============================================================== 国会審議が始まる前に決まったハーグ条約加盟 ============================================================== きょう2月14日の各紙が一斉に報じている。ハーグ条約が今度の国家で承認されると。 一切の審議が始まっていないのにこれだ。 その中でも読売新聞は正直だ。 安倍首相は2月末のオバマ大統領との首脳会談で日本のハーグ条約加盟を表明する方針を固めたと書いている。 いわゆるお土産決定のの第一号である。 私は1月16日のメルマガ第36号「ハーグ条約加盟という名の対米従属外交」で書いた。 これほど日本国民の人権に関する重要な事を、十分な議論もなく米国の都合を優先して決めるような国がどこにあるのかと。 そしてさらにメルマガ第39号で読者からの投稿を引用して書いた。 日本の民法改正が前提となるこの条約を、民放を無視して加盟するという事は順序が逆だと。 残念ながら「離婚した親の親権」というこの問題は、関係のない国民にとっては自分のことと捉えない。だから大きなニュースにならない。 それをいいことに国民の権利より米国の要望を優先するという対米従属外交がまかり通る。 不勉強なメディアもハーグ条約の事を詳しく報じない。 当然のようにそれをお土産などと報じる。 国会議員も、国会で議論する前から結論が出ているというのに文句の一つも言わない。 驚くべき国である(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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