□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年2月5日第97号 ■ ============================================================== これ以上東電を存続させる事は無理があるのではないか ============================================================== きょうのトップニュースは何と言っても東電の下方修正という記事だ。 すなわち2013年3月期連結決算が1200億円と、昨年10月時点の予想(450億円の赤字)を大きく上回る赤字になったという。 私が噴飯物だと思うのは、その理由を原発停止で火力発電用燃料が増え、おまけに円安で輸入費用が増えたせいにしているところだ。 とんでもない言い逃れだ。 赤字の最大の原因は原発事故であり、その回復と安全性の確保にメドが立たないからである。 円安は始まったばかりだ。 為替リスクはすべての私企業に共通だ。 これまでさんざん円高の恩恵にあずかってきたはずだ。 しかも政府から総計3兆円以上の支援を受けていながら赤字を克服できない。 こんな企業が存続し続けること自体に根本的な無理があるのではないのか。 おまけに当然のように電力価格の再値上げはやむなしと言い出している。 当然のように国民に負担を転嫁する。 もう十分だ。いまからでも遅くない。東電は解散し、健全なエネルギー会社が生まれるような環境を作らなくてはいけないと思う(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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