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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

インターネット政党の現状について
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年1月27日第70号 ■   ==============================================================   インターネット政党の現状について    ==============================================================  その後どうなっているのかという問い合わせが寄せられる。いずれも間に合わないから早く行動を起こせというものだ。 間に合わないというのは既存の選挙のやり方からすればそうかもしれない。 しかしインターネット政党はそのような選挙の対極にある選挙である。まだ十分時間はある。 参院選挙に向けて既存の政党の、既存の政治家たちが、これから次々と古い選挙のやり方で合従連衡の動きを見せるに違いない。 もうそんな選挙はうんざりだ。 そんな選挙から生まれてくる政治家など誰でも同じだ。 どのようなきれいごとを並べても彼らには何もできない。この日本を変えることはできない。 そんな古い政治の動きのすべてが出揃った時にインターネット政党を宣言しようと思っている。  どのような宣言をするのか。  誰が見ても納得の行く名前の知れた人物を10人そろえ全国比例区候補者として擁立する政党である(もっともこの点については東京や大阪といった大都市の候補者と組み合わせる方法もある。要するに一人でも多くの当選者を出す戦略を考えればいい)。  マニフェストは要らない。  その人物を見れば何を目指そうとしているかが一目で分かる人物を立てる。  その人だったら信用できる、誰もがそう思う人物を立てる。  そんな人物を一つの党から立候補させることの出来きる政党は、既存の政党の中からは、これまでも、そしてこれからも、出て来ない。  それが出来るのがインターネット政党である。そういう政党を目指す。  そのインターネット政党の実現のためには二つの条件が満たされなければならない。  私がいま精力を傾けているのはその二つである。  一つは候補者探しだ。  平和外交、護憲のシンボルのような人物、脱原発の象徴のような人物、脱貧困を体現する人物、増税反対をもっとも説得的に訴えている人物、それから沖縄、福島からそれぞれ中央政府のやり方に異を唱える人物、世間で名の知れた著名人の中からこういう人物を10人そろえて記者会見を開いて結党宣言をする。  これについては半分ぐらいはめどが立った。後半分だ。  次にこれら10人を立候補させるために必要な6000万円(一人の供託金600万円x10人)の資金集めがある。  私は一人でその資金を提供する、いわばインターネット政党のオーナーを名乗り出る人物をさがそうとしてきたが、いまではむしろインターネット政党の趣旨に心を震わせて賛同する人から広く集めたほうがインターネット政党の趣旨に合致すると思い始めた。すなわちこれは皆がつくる皆の政党なのだ。私があなたであなたが私の政党なのである。  せっかくあつめた資金が6000万円に満たなければそのカネはムダになるおそれがある。返還するにしても手間がかかる。そう思って資金集めをためらっていたが今では必ず集めて見せるという気持ちになった。  私にそれを覚悟させてくれたのはインターネット政党に賛同してくれた元政治家、首長経験者の出現だ。  そのような人物が10人集まるような政党なら資金が集まらないほうがおかしいと言ってくれた。  カネなんて最後はどうとでも工面できると言ってくれた。  彼はまたこうも言った。  お前が考えているインターネット政党なるものがその通り動き出せば大きなうねりになるかもしれないし、またそれを目指すべきだ。  それほど既存の政治は行き詰まっている。  政治意識の高い国民ほどそのような政党を渇望している。  今ほどインターネット政党なるものが待ち望まれているときはない。  そんな歴史的な動きに参加できる機会を与えることができるだけで成功だ。  あとはひとりでに動き出していく。  寄付金は、いわばそのような歴史的な政党のオリジナルメンバーとなれる会員費のようなものだ。是非ともその原会員にさせてくれと希望者が殺到するような政党を目指せ、と。またそうでなければ意味はない。うまく行かない、と。  確かにその通りだ。  私が目指す政党とはそのような政党である。  その政党はまた、これまで一度も選挙に足を運ばなかった者たちをはじめて投票したくなる気にさせる政党でなくてはいけない。  すなわち既存の票を奪い合うのではなく、まったく新しい票を開拓して独り占めする、そのような魅力ある政党を目指す。  時間は十分ある。そしてそのような政党の実現は選挙の直前になっても遅すぎるということはないと私は思っている。  読者の建設的な助言やアイディアを歓迎する(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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