□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年9月21日第679号 ■ ============================================================== 陸上自衛隊に米海兵隊の機能を持たせようとする「憲法違反の現行犯」 ============================================================== ついに来るべきところまで来たというべきか。 これが野田民主党政権の行き着く先である。 官僚任せの対米従属外交、安保政策の成れの果てである。 9月21日の東京新聞で半田滋編集委員が書いた。 尖閣諸島をめぐり中国との緊張が高まるなかで、陸上自衛隊はグアム 沖で、沖縄の海兵隊との共同訓練を開始したと。 米軍の呼びかけに応じ、九州・沖縄の陸自40人を参加させたと。 防衛省ではその他にも陸自に水陸両用作戦能力を持たせるための基礎 固めが進んでいる、来年度の予算で米国の水陸両用車両四両を「参考品」 として25億円もかけて購入すると。 言うまでもなく米海兵隊とは最も獰猛な「殴り込み部隊」である。 専守防衛を国是とする日本の自衛隊にとってはありえない部隊である。 これを評して軍事評論家の前田哲男氏は「憲法違反の現行犯」みたい なものだと一刀両断している。 言いいえて妙だ。 しかしこの記事で私が注目したのはもう一つの事だ。 米国は尖閣諸島問題で中国と戦争をする気などない。 だからこそ日本にも自制を求めている。 日本の防衛省もまた中国軍と一戦を交わすなどという事などまったく 孝えていないだろう。 そうなのだ。 これは尖閣有事をダシにした日米防衛官僚同士の協力関係の強化なのだ。 そのあかしとして水陸両用車という玩具を税金を使って自衛隊が購入 するということだ。 こんな防衛官僚の「憲法違反の現行犯」を許し、税金の無駄遣いを 認める野田民主党政権はとんでもない政権だ。 それを許す赤松とか菅とか辻元とかリベラルの会の民主党議員らは役立 たずもいいところである。 了 ─────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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