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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

米国のもう一つの自作自演―サイバー攻撃
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年6月3日第427号 ■   ==============================================================   米国のもう一つの自作自演―サイバー攻撃  ==============================================================  コンピューターのウィルスを意図的に拡散する。  そうすることによって情報流出を起こしたり、コンピューターで制御 されているあらゆる施設の機能を停止、破壊する。  場合によっては直接に軍事兵器を破壊する。  それが現実の脅威となりつつあるのだ。  これはよく考えれば大変なことだ。  これまでの戦争の概念を根底から覆すことになる。  憲法9条の解釈まで影響を及ぼしかねない。  何よりも核攻撃や核爆発がコンピョーターで出来る事になる。  核戦争のハードルが俄然低くなる。  この事をいち早く世界に知らせたのが米国である。  サイバー攻撃は戦争と見なすと。  それを行なった国や、それを容認した国を先制攻撃すると。  まさしくイラク攻撃を一方的に行なったブッシュドクトリンの サイバー攻撃版だ。  そして最近では中国のサイバー攻撃が活発になっているとか、イラン とイスラエルのサイバー攻撃の攻防が激しくなっているとかが盛んに 報じられている。  ここまでは誰もが知っている。  ところがその米国と、米国をあやつるイスラエルが、世界のどの国 よりも真っ先に、しかも6年以上も前から、国策としてイランに対して それを行っていたとしたらどうか。  ついに6月1日の米紙ニューヨーク・タイムズがその詳細を報道した。  それを6月3日の各紙が報じている。  そんな事はすでにこれまでの噂されてきたことだ。さんざん報道されて きたことだ。  そう言って一蹴するのは簡単だ。  しかし今度のニューヨーク・タイムズが報じる内容ほど詳細かつ具体的 なものはなかった。  その内容は驚がく的であり、米国・イスラエルのダブルスタンダード (二重基準)ここに極まれり、という物である。  これを要するに、これからの安全保障政策でもっとも重要になってくる サイバー攻撃さえも米国の自作自演であるということだ。  南シナ海における中国の脅威を煽っておきながら平和的に解決せよと説教 を垂れる米国のマッチポンプよりも、はるかに危険で、深刻で、悪質な自作 自演である。                              了  おしらせ  生対談を見逃された方々のために5月26日の「天木×植草の時事対談」 のアーカイブ動画販売が以下の通り開始されました。 ●サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 http://foomii.com/00057/2012052815000010123 【販売価格:315円(税込)】 ダイジェスト(無料)はこちら ⇒ http://bit.ly/LuxRKE  次回対談は6月30日を予定しています。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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