□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年5月19日第393号 ■ ============================================================== 飯田哲也氏のこの発言をどう評価すればいいのか ============================================================== 脱原発を訴える論客の一人に飯田哲也環境エネルギー政策研究所所長 がいる。 論客にとどまらず、みずから自然エネルギー普及のプロジェクトを推進 している実践家でもある。 その飯田氏が5月19日の朝日新聞土曜日の別刷りBeの中でインタビュ ーに答えて次のように語っている。 「自分は原発推進派からはとんでもない反対派と見られている一方、 観念的(左翼的)な即時脱原発派からも何か微妙な事を言っているやつ と思われていますよ」、と。 「原発がいらないのが当たり前と言う声が広がることはいい。ただ、 俺の方が正しくて再稼動反対・即時廃止が大原則、10-20年以内に 穏やかに廃炉なんて言うのは実は原発支持派だと敵視するような人が 結構いる。違う意見を認めないのは形を変えた原子力ムラと同じ」、と。 広瀬隆氏が聞けば怒り出すような発言だ。 しかし脱原発社会をより確実に実現するには、飯田氏のような現実主義、 実践主義も必要なのだ。 「強者と弱者という対立軸も大事だけど、弱者も汚い所、強者にも弱い 部分がある」という発言も、私がいつも言っていることだ。 しかし次の発言をどう評価すればいいのだろうか。 「・・・原発政策を話した範囲で言うと、橋下さんは極めて鋭い人。 現実主義、実践主義という点で自分と同じにおいがする。いろいろと 云われているが、意に介していない。前向きに貪欲に飛び込んで行く方 なので。もし橋下政権ができるようなことがあれば、私と古賀茂明さん (元通産官僚)が顧問でいる限り、最初にやるのは経産省解体です (笑い)・・・」 私の飯田氏に対する評価はまだ定まっていない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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