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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

インターネットを使って市民革命を起こす時が来た
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年2月18日第137号 ■     =========================================================    インターネットを使って市民革命を起こす時が来た                                                                    ========================================================  これから書くことはこのメルマガの読者への提案だ。  賛同が得られれば行動を起こしたい。  どうすれば最善の結果が得られるか読者の意見を聞きたい。  どういう提案か。  それは読者とともにインターネットを通じて平和で知的な革命 を起こそうと呼びかけるものだ。  私がそう思い立った背景と今の私の考えを述べたい。  「天木さん、行動を起こしてください」  こうメルマガやブログの読者から呼びかけられる事が最近 増えた。  できるものなら私もそうしたい。  しかし今の私に出来ることは発信することしかない。  行動を起こすとすれば今度こそ必ず成功させなければならない。  そのような自信も力量も今の私にはない事を自分が一番知って いる。  しかし、今誰かが行動を起こさないといけない時が迫っている。  野田民主党政権とそれを支える既存の支配体制(官僚、メディア、 大企業、そして今となっては民主党をのっとった労組幹部たち)の 反国民性は頂点に近づきつつある。  このままでは弱者は救われない。  小沢裁判に見る司法・検察の闇、野田首相の消費税増税への 暴走、国民を犠牲にして日米同盟深化に走る対米従属外交。  これはもはや見逃せないところへ来ている。  何かしなければならない。  そんな中で私にその気をさせてくれた一つの新聞記事があった。  それは産経新聞が連載している「情報の未来」という特集記事だ。  そこにはこう書かれていた。いまや国会議員はネット上の意見や 批判に左右されるようになっている(2月15日連載②)。いまや 大手メディアはネット上のニュースを見てニュースづくりをして いる(2月16日③)。  これだ!   インターネットを通じて行動を起こすのだ。  徒手空拳の我々が、簡単に世の中を動かす事ができる世の中に なったのだ。  どうすればいいのか。  これが最大のポイントである。読者の意見を聞きたいところで ある。  私はこう思っている。  キーワードは小沢一郎と国民生活第一の政治である。  小沢一郎を支持する者もしない者も、今度の小沢裁判の不正 に大きな危険性を感じている者は多い。  検察・司法の不正義の犠牲になっている者はもとより、そうで ない者も、このまま司法・検察の支配を許してはいけないと思う 国民は多い。  これをきっかけにするのだ。  そしてもうひとつは消費税増税反対である。  なぜここまで野田首相は消費税増税に突き進むのか。明らかに それは経済的弱者いじめだ。国民より財務官僚に目を向けた暴挙だ。 そう思っている国民は多い。  そこから次々と野田民主党政権の進める間違った政策への反対 運動が拡がる。  なぜここまで沖縄を差別するのか。  なぜ脱原発が進まないのか。  なぜ民主党政権が自民党化してしまったのか。  それらに強い不満を抱いている国民は多いはずだ。  しかしそれらを本気で正してくれる政治家、政党は存在しない。  それどころかその不毛な政治にもう一つの強権的な保守・反動 政党が出来ようとしている。  いうまでもなく「維新の会」だ。  我々はそのような今の政治状況に殴り込みをかけなくてはいけない。  自らの声を反映し、実現させる政党を持つべきだ。  それができるのはインターネット政党だけだ。  つまりインターネットを通じ、同じ思いの不特定多数の者たちが、 結集するのだ。  各自の関心はバラバラでもいい。ある者は検察・司法の不正義を 糾弾する。ある者は消費税反対を叫ぶ。ある者は沖縄の解放を叫ぶ。 ある者は脱原発を叫ぶ。  それらを通じて現実の政治に影響を与えていく。  そこで利用するのが小沢一郎という政治家である。  我々は小沢一郎という政治家を知らない。  彼がこれらすべてのテーマについて同じような考えを持っている とは限らない。  彼にその器量とその覚悟があるかも分からない。  しかし我々の手で小沢一郎をそうさせるのだ。  つまり我々が彼に決起を促し、彼を通じて我々をつなぎとめる 新しいインターネット政党を勝手につくるのだ。  手始めは4月の小沢裁判に向かってのインターネット上の呼び かけだ。  これ以上無駄な裁判は止めろ。小沢一郎を強制起訴した検察 審査会を訴追せよという動きをインターネットの中で行なう。  すでに行なわれているいくつかの市民運動を糾合する。  それが一つの大きな流れになれば大手メディアは無視できなく なる。  国会議員は動かざるを得なくなる。  司法・検察官僚はちじみあがることになる。  野田首相の決定した消費税法案の国会通過阻止を小沢一郎派の 議員たちとともにインターネット上で呼びかけてもいい。  そのような行動を脱原発やTPP反対、沖縄問題に拡げていく。  つまりこれまでの政治ではどうしようもできなかった事を インターネットを通じた国民の声で実現させる、そういう政党を つくる事だ。  夢が現実になるかもしれない。  この動きに賛同するインターネット上の仲間が100万人集 まれば国会議員を一人国政に送り込める。  その時こそインターネット政党が実現する時だ。  送り込む国会議員は一人でもいい。その一人がインターネット でつなが不特定多数の声を国政に届けるだけでいいのだ。  うまくいけば二人送り込めるかもしれない。  これら代表はネット上で選べばいい。    代表は自分が使う議員特権や議員会館、国会を、すべての インターネット党員に解放するのだ。  つまり我々一人ひとりが国会議員になるということだ。  一人の国会議員でもこれだけの事ができるという事を証明する のだ。  選挙運動をしなくても一人や二人は必ず当選させられる状況を つくるのだ。  そうすればその代表はあらゆる国会議員の歳費、時間、エネル ギーを本来の政治活動に投入できる。  小沢一郎なるものを利用したインターネット政党づくりのすすめ。  どうだろうか。  読者の建設的な意見を待って次の手を考えたい。  行動は早く起こさなければタイミングを逸することになる。  しかし、この呼びかけが奏功し、世の中が騒がしくなると 共謀罪やネット取締り法などで捕まるかもしれない。  国家権力を甘く見ていけない。  その対応も含めて、読者の意見をお聞かせ願いたい。                             了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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