□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年2月10日第116号 ■ ========================================================= ウソで塗り固められた野田民主党政権の最後の国会 ======================================================== 野田改造内閣が決まった1月13日、私は東京新聞から電話 取材を受けた。 この内閣を一言で表現するとどう表現しますか、と。 どう表現するもなにもない。 一瞬言葉に詰まった私はとっさに次の言葉を口に出していた。 「ウソで塗り固められた内閣」であると。 適材適所の最強内閣で国会に立ち向かうと野田首相が胸を張っ て話していた事を思い出したからだ。 翌日の東京新聞は私のコメントをそくっりそのまま掲載した。 野田改造内閣を批判する他の識者のコメントと並べる形で。 それからわずか一ヶ月たらずの間に、見事にそれが証明された。 あらゆる政策についての野田首相と野田内閣の閣僚の言葉はウソ ばかりだ。言い訳ばかりだ。 そしてついに来年度の予算審議が国会で始まった。それを見て つくづく思う。 ウソばかりだ。言い訳ばかりだ。 たまたまそれを見た私は、それを見ながらその思いを今日(2月 10日)のブログで書いた。 野田民主党政権の関係者へのメッセージとなる事を期待して。 しかし私がここで言いたい事はただ一つ。 それは2月9日の予算委員会で野田首相が国民新党の下地幹事長の 質問に答えた言葉である。 在沖縄米海兵隊の切り離し移転は日米合意の米国側からの変更だ。 これを契機に普天間の辺野古移転について米側に見直しを要求すべき ではないか、と下地議員は迫った。 誰もが思う素朴な問いかけだ。 野田首相は平然とこう言った。 「辺野古移転を唯一実行可能な案だと評価している」 ウソで塗り固められた野田政権の最もあからさまなウソである。 了 お知らせ 1月28日の植草さんとの時事放談を見た読者が次回2月25日 予定の時事放談に期待するテーマは、アンケートの結果、経済問題 でも外交問題でもなく、今の政治について語って欲しいというもの が圧倒的でした。 植草さんと相談してそれぞれの意見と、持ち合わせている情報を ぶつけ合うつもりです。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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