□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年2月11日第117号 ■ ========================================================= 橋下徹の正体が見えた! ======================================================== あまりにもめまぐるしく世の中が動いているせいなのか、それとも 目の付けどころが的確なのか、次々と私の予言が的中していく。 昨日(2月10日)のメルマガ第114号で橋下「大阪維新の会」 の最終評価は橋下氏がその政策をみずから語る時に決まると書いた。 それからわずか一日たって、はやくも「大阪維新の会」が掲げる 政策の一端が明らかになった。 そしてそれを橋下氏みずからが得意になって語った。 きょう(2月11日)の読売新聞が報道している。 橋下徹大阪市長は10日、次期衆院選で掲げる政権公約に環太平洋 経済連携協定(TPP)への参加と、日米同盟を基軸とした外交政策 を盛り込む方針を明らかにした、と。 これだけで十分だ。 読売新聞はそのほかにもいくつかの政策を並べ、「国政進出を目指す 維新の会の公約『船中八策』の骨格がほぼ固まった」と伝えている。 しかし対米従属の象徴であるこの二つの政策だけで十分だ。 見ているがいい。いまに沖縄普天間基地問題についても辺野古移転を 進めよと言い出すに決まっている。 強い者には弱く、弱いものには強い橋下徹の正体が確認された瞬間だ。 私はこれまで橋下氏を好意的に見てきた。 無理を承知で、まだその政策を自分の口から正式に発表するまでは 橋下氏の評価はできない、と言ってきた。 そしてついに橋下氏は2月10日、記者団の前で、大阪市役所で、 公式に明言したのである。 「日本は自主自立の防衛力を持たない。(米国に)頼らざるを得ない のが現実だ」と述べて、日米同盟を基軸とする外交を支持したのだ。 これこそが自民、民主を貫くこれまでのこの国の既存支配体制と共通 の考えである。 こんな考えを持っている者のどこが革命者なのか。 もう一つ加えておこう。 「船中八策」は橋下氏が個人の信念にもとづいてつくられたものでは ない。 橋下の人気に便乗し、ブレーン気取りになって群がる元官僚や権力に めざとい学者、有識者たちがつくったものだ。 その上に橋下氏が乗っているだけだ。 この点もまた、自民党、民主党を問わず、これまでのこの国の政治 指導者たちと同じだ。 私の闘う相手はまさしくこのような人物と、それに群がるもの立ちが、 がこの国の政治を乗っ取ろうとしている、その動きそのものである。 彼らには決して日本は救えない。 本物の救世主がますます必要になってくる。 おもしろくなってきた。血が騒いできた。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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