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これで国が守れるのか?自衛隊・その未来

小笠原理恵(国防ジャーナリスト・自衛官守る会会長)

小笠原理恵

日本はウクライナ型ドローン戦をどこまで取り込めているのか ――無人化戦争時代の現実と限界


【日本は「ウクライナ型ドローン戦」をどこまで取り込めているのか】

ウクライナ戦争を通じて、戦争の姿が変わったことは、すでに多くの専門家が指摘している。重要なのは、日本がその変化を「理解しているか」ではなく、「どこまで具体的に取り込めているか」だ。

結論から言えば、防衛省はウクライナ型ドローン戦を明確に意識し、制度と予算に落とし込もうとしている。ただし、その規模とスピードには、冷静な検証が必要だ。


【無人アセットによる多層防衛 ― SHIELD構想】

防衛省は、UAV(無人航空機)、USV(無人水上艇)、UUV(無人潜水艇)を組み合わせた多層的沿岸防衛体制、いわゆる【SHIELD構想】を正式に打ち出している。この構想には、約1,287億円が計上されている。

目的は明確だ。高価で数に限りのある有人アセットを前面に出すのではなく、安価で大量に運用できる無人機によって侵攻部隊を削る。

これは完全に、ウクライナ戦場で実証された「消耗戦モデル」を踏まえた発想である。


防衛省令和8年度概算要求~重点ポイント~9pより引用 量産着手 運用開始までが

スケジュールされている。


【UAVは「偵察用」ではない】

防衛省のUAV関連の取り組みは、想像以上に踏み込んでいる。陸・海・空すべてで、攻撃・偵察・防衛を想定したUAVの取得と研究が進められている。

小型攻撃用UAV(I型〜III型)、FPV型のモジュールUAV、艦艇攻撃用UAV、艦載型・水上艦発射型UAV、レーダーサイト防衛用UAV、滞空型UAV、そしてMQ-9Bシーガーディアン。

これらは、単なる「偵察ドローン」ではない。明確に戦力として位置づけられている。


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