Foomii(フーミー)

これで国が守れるのか?自衛隊・その未来

小笠原理恵(国防ジャーナリスト・自衛官守る会会長)

小笠原理恵

自衛隊に迷惑をかける誹謗中傷投稿を、これ以上支援しないでください

自衛隊に迷惑をかける誹謗中傷投稿を、これ以上支援しないでください

自衛隊には、隊員一人ひとりに「品位を保つ義務」があります。これは制服を着ている間だけの話ではありません。自衛隊という組織が、国民からどのように見られるか──その信用を守るための、極めて重要な原則です。


ところが近年、SNS上で「現職自衛隊員」「予備自衛隊員」「元自衛隊員」を名乗りながら、特定の個人に対して侮辱的な発言を繰り返す投稿が見受けられます。


その中には、単なる意見表明の範囲を明らかに超え、名誉毀損や侮辱といった不法行為として、民事訴訟や刑事訴訟の対象となり得るものも含まれています。


実際に、防衛省はこうしたSNS上の不適切な投稿について、事実関係の確認や、組織としての対応に乗り出しています。


なぜ、防衛省がここまで慎重に対応するのか。


それは、自衛隊にとって「攻撃的で下品な組織」「個人を集団で貶める組織」と外部から見られること自体が、不名誉だからです。


自衛隊は、本来、国民の生命と生活を守るという崇高な使命を帯びた組織です。


SNS上で「自衛隊員」「元自衛隊員」を名乗り、誰かを貶め、虚偽の内容を広め、名誉や信用を傷つけ、精神的に追い詰める──そのような行為は、この使命とは真逆のものです。



言うまでもなく、ほとんどの自衛隊員は、そのような行為をしません。


現場で黙々と任務にあたり、災害派遣では住民に寄り添い、国民を守るために静かに働いている品位の高い自衛隊員が大多数です。


ところが、一部の人間が「元自衛隊員」「自衛隊関係者」を名乗って誹謗中傷を繰り返すことで、その大多数の隊員の名誉までが、一緒に傷つけられてしまう。


これは、自衛隊にとっても、現役で働く隊員にとっても、極めて迷惑なことです。


現職自衛隊員であれば、私的なSNS利用であっても、個人を傷つける名誉毀損的な投稿は許されません。


では、「元自衛隊員なら、品位を保つ義務はない」のでしょうか。


少なくとも、かつて所属していた組織の名誉を傷つけてよい理由にはなりません。


自分がいた職場、自分と同じ制服を着て働いている人たちが、外部からどう見られるか。その想像力を欠いた発信は、結局、自衛隊全体に迷惑をかける行為になります。


正直に言えば、そうした投稿を続ける本人たちが、自らやめるとは、私は思っていません。


しかし、品位のある私たちが、それを拡散しないことはできます。


いいねを押さない。リポストしない。面白がって乗っからない。


それだけで、自衛隊に迷惑をかける行為に、加担しないという選択ができます。


どうか、自衛隊の名誉を守る側に立ってください。


自衛隊に迷惑をかける誹謗中傷投稿を、これ以上、支援しないでください。


----------

🌄認知バイアスと集団心理 ― カルト・詐欺商法・ネット誹謗中傷の共通構造
https://youtube.com/live/kKcq0PDwRjE


… … …(記事全文1,525文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:110円(税込)

    ひと月まとめて購入するとさらにお得です。

    価格:330円(税込)

    2025年12月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年2月19日に利用を開始した場合、2026年2月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年3月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する