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新たな新書の前書きに、海上自衛隊の長谷川卓央元3等海佐の話を書いた。自衛隊退職前は奥様が自衛官守る会の会員であったが、退職後、少佐は私たち自衛官守る会の賛助会員となって自衛隊員の待遇改善を寄付で支えてくれている。私たち自衛官守る会の会員は彼のことを「少佐」と呼んでいる。今回、この記事内でも「少佐」の愛称を使うことにする。
自衛官守る会が発足し、私が日刊SPA!で自衛隊記事連載を始めたきっかけは、この少佐との出会いだった。
少佐は、海上自衛隊の固定翼のパイロットであり、P-3Cに搭乗して能登半島沖不審船に対応した人物であった。