… … …(記事全文3,711文字)Foomi 読者の皆様 こんにちわ。お待たせしました。CIC秘密漏洩の背景情報です。
時事通信が『特定秘密、海自現場と乖離 「漏えい」定義も認識せず 不正常態化、複合的要因』という記事を報道した。この記事で明かされた問題について解説する。
記事を引用する次の部分にあたる。「防衛省によると法解釈上、特定秘密を外部に漏らすだけでなく、特定秘密を扱えない無資格者が知り得る状態にすれば「漏えい」と定義される。政策立案を担当する「背広組」と呼ばれる同省内部部局は定義を知っていたが、海幕は部隊教育もしていなかった。」
つまり、特定秘密を外部に漏らすことだけが法に触れるわけではない。特定秘密を扱えない無資格者が知り得る状態にあれば、それだけで漏洩と定義される。そのことを知らなかった指揮官が安易に無資格者をCIC内に入れて仕事をさせていたというのだ。海幕では、政策立案を担当する内局は定義を知っていたが、海幕は部隊教育もしていなかったという。
この件では、すでに海自トップの酒井良海上幕僚長が引責辞任している。
USS Vincennes (CG-49) Aegis large screen displays CICのイメージ画像