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Foomi 読者の皆様 こんにちわ。小笠原理恵です。
最近、台湾有事や外交に関しての講演資料をまとめています。また、神戸、東京や金沢で有識者と立て続けにお会いするチャンスがあったので日本の周辺の安全保障環境にとって大事な話を続けて致しますね。まずは、米国。
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【2024年米大統領選とトランプ前大統領の有罪判決】
米国大統領選前の2024年5月30日、ハッシュマネー裁判の34の罪状すべてでトランプ前大統領に有罪評決が下された。この裁判は不倫口止め料(ハッシュマネー)を支払ったことに伴う、業務記録の改ざんだ。トランプ氏は、もし刑が確定すれば「自身としては自宅軟禁や禁固刑を受け入れる。」と表明している。しかしトランプ氏は「国民がそれに賛同するかどうかは分からず、受け入れは難しいと思う。(国民は)どこかの段階で我慢の限界点を迎える。」とも語った。この我慢の限界点を超えたらどうなるのか?についてはトランプ氏は説明していない。