… … …(記事全文3,309文字)自衛隊募集パンフレットとのギャップ
こんにちわ。小笠原理恵です。
自衛隊の募集パンフレットに「ソレ、誤解ですから」というページがあります。とても違和感のあるページです。
自衛隊には8時15分から17時勤務で年休も代休も有休もかなり自由に取れるセクションも、一部に実在します。だから「ソレ、誤解ですから」はウソではありません。自衛官の全員が全く休めないわけではありませんから。しかし自衛隊にはこの記述とは真逆の休みも取れず、長時間労働で苦しむ部署がたくさんあります。
市ヶ谷プリズナー(prisoner=囚人)という言葉があります。防衛省が不夜城になっていることを知らないとは思えません。パンフレットの言葉は巧妙です。「事実を知らせない自由」は確かにあります。知らせないことはウソではありません。パンフレットに掲載されているのは「特定の恵まれた隊員」の発言を掲載していま。そうではない多くの深刻な事実について触れていないだけです。
「基地から出られないって聞いたけど?」という質問に答える言葉があります。この回答に「いえいえ、申請すればちゃんと外出できます!」とあります。ここが巧妙な答えで、「パソコンで外出申請を作成し、印鑑を押してもらったら外出できるんです」とある。
では、印鑑を押してもらえなかったら? ダメって言われたら?? という問答はパンフレットにありません。