… … …(記事全文3,898文字)イノベーションの重要性を知る高市総理~安倍さんの蒔いた種~
高市総理が昨年9月に出版した『国力研究』は、高市総理の考えている事を知る上では最高の本だった。高市早苗氏は、経済安全保障大臣になった際に、国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立した。そして、この政策研究会で有識者を講師として招待し話した内容をまとめた本が、この『国力研究』だ。
367ページある本なので、読みごたえがあるが、序章と第6章と最後の章は高市氏本人の文章になっており、今回は、高市氏の書いた個所の中から興味深い点に触れながら、今回は特にイノベーション(技術革新)に関して取り上げたい。
まず、高市さんは安倍さんが創設したイノベーション担当大臣の初代大臣だった。そして、その時に作り上げたのが長期戦略指針「イノベーション25」だったのだ。
この「イノベーション25」の第1章は、下記の文章から始まる。イノベーション25 第一章
「美しい国」を実現するには、その基盤として、活力に満ちた経済、豊かさを実感できる社会の実現が不可欠である。人口減少社会を迎える中にあっても、革新的な技術、製品、サービスが次から次へと生み出され、それが日本のみならず、世界の人々に受け入れられ、その結果、我が国の経済や社会の活力が生み出されることにより、国民が未来に明るい夢や希望を持ち、安心して生活できる社会を実現することができる。また、人類の持続可能性への
脅威となっている環境、エネルギー、水、食料、感染症等地球規模の課題の解決にも、科学技術、外交等における戦略的な取組が強く求められている。つまり、経済発展にはイノベーションは不可欠であり、人口減少社会、環境問題、エネルギー問題、感染症等の問題も全てはイノベーションによってこそ克服できると言っているわけで、外国人労働者が人口減少社会を解決するとは全く考えていないことを意味する。
高市氏は、外国人労働者は何のイノベーションも引きこさないことを十分に理解しているのだ。★これは安倍さんの蒔いた種だった。
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