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公明離脱の真相を推察する~高市政権を潰したい者たち~

公明離脱の真相を推察する~高市政権を潰したい者たち~

0月4日の高市氏と公明党党首斉藤の会談で、斉藤氏は下記の3点を懸念点にあげた。
①「政治とカネ(不記載問題)」のけじめ、企業・団体献金の規制強化
②歴史認識と靖国参拝
③外国人との共生、移民排斥に対する怒り
これに対し高市氏は、2点については理解を頂き、1点が課題として残ったと発言している。高市氏は、どれが課題として残ったかは協議内容を公開しないという約束に従い、話さなかったが、公明側が約束を破り公開した。
また、その後の状況からしても、『企業・団体献金の規制強化』だけが課題として残ったことは明らかだ。
まず、不思議なのは、②歴史認識と靖国参拝 と ③外国人との共生、移民排斥が、その後、一切、問題になっていないことだ。
高市氏は、『ご理解いただけた』と発言しており、おそらく高市氏に論破されたものと推察できる。
なぜなら、この2つを論破することは高市氏なら簡単だからだ。
歴史認識に関しては、おそらく高市氏はこう言ったはずだ。
『歴史認識に関しては公明党さんも安倍さんの70年談話に合意してましたよね?私の認識は安倍さんの70年談話と同じですが。』
この言葉だけで公明党はぐうの音も出なかったはず。
靖国参拝に関しては、高市氏は総裁選の最後に『状況を見て判断する』と言っており、絶対に参拝するとは明言しなかった。なのに、公明党が靖国参拝を理由に連立離脱を主張するのはオカシな話だった。
③の『外国人との共生、移民排斥に対する怒り』に関しても、高市さんは移民排斥するとは言ってない。外国人との共生に関しても、『ゼロベースで検討しなおす』とは言ったが、外国人を排斥し、差別するとは言っていないわけで、
『不法残留の外国人や、犯罪を起こす外国人をゼロにするとは言ったが、移民を差別し排斥するとは言ってないですよ。』
と言われたらぐうの音も出なかったはずだ。
そして不記載問題も論破されたはずだ。
『不起訴になった問題を、再度問題視するのは司法を否定するつもりですか?また処分後に当選した人を再度、処分するのは民意の否定になりますよ。それに、斎藤さんの過去に不記載問題ありましたよね?』
こう言われたら何も言えなかったはずだ。
そして、最後に『企業・団体献金の規制強化』だけが残った。
以上が10月4日の出来事だったと推察する。

そして10月10日の会談で、『企業・団体献金の規制強化』に関して、この場で答えを出さないと連立離脱すると公明党党首斎藤は言った。
これはあまりにも不自然だった。
本来なら検討委員会をつくり、党内で『政治とカネの問題のけじめ、企業・団体献金の規制強化』に関し議論した上で決めるものだ。国会議員なら知っているはずで、高市さんも言っている通り、総裁と幹事長だけで決定できる内容ではないのだ。何週間も、場合によっては何か月もかかることを、6日間で要求することは不自然だった。

そして、一番の問題は、公明離脱の真の目的だ。
最近は学会会長の原田稔会長主導だったと報道されている。
ならば、なぜ連立を離脱したのか?
それを各発言から推測していきたい。

まず、スパイ防止法を制定するのが嫌だっからというのは、ありえない。
なぜなら、スパイ防止法を潰したいなら、連立政権を維持した方が潰しやすいからだ。公明議員は必ず国交大臣になるはずで、閣議は全大臣の一致で決まるものとされている。
ならば閣議で国交大臣が反対すれば潰せるはずだった。
よって、スパイ防止法潰しが連立離脱の目的ではない。
やはり重要なカギは…

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