… … …(記事全文6,002文字)ハドソン研究所『深まるロシアと中国のパートナーシップ』
ロシア肺ま、何を思い、何を恐れているのか?
アメリカの保守系シンクタンクであるハドソン研究所が『深まるロシアと中国のパートナーシップ』という題のパネルディスカッションをおこなった。
私も先日のニコ生で、ロシアはかなり中国に取り込まれているという話をしたばかりなので、この対談に興味がわいた。
1時間以上の対談なので、この中から興味深い点を抜粋して紹介したい。https://www.youtube.com/watch?v=-xaBN9iNZD4
▶ロシアと中国の現状
中国の諜報機関はロシア国内で非常に活発に活動している。
近年、ロシアの学者らに対する逮捕の大半は、実際には中国側との協力
あるいは中国側による勧誘の嫌疑に関連している。
▶プーチンの状況
プーチンは現時点で優位に立っている。
彼はウクライナでの戦争を迅速に終結させられると確信している。
そして大西洋両岸の連携が、かなり進展した段階で崩壊しつつあると見ている。米国の追加制裁を恐れていない。
現実的な関係に基づく米国とのリセットの可能性を視野に入れている。
これは事実上、三極世界が誕生する可能性を示唆している。ロシアが米中間の地政学的要として機能する構図だ。クレムリンの視点では過度な譲歩なしにこの目標は達成可能と見ている。
この意味でプーチンは強い自信を持ち、中国に価値を提供しつつ、同時にロシアの声を維持できると確信している。
▶中国とロシアの関係1
指摘したいのは、この逆ニクソン戦略という構想は、明らかに幻想に過ぎないということだ。ロシアが中国との関係から、これほどの恩恵を受けている現状で、なぜ中国から背を向けようとするだろうか?
米国に対する不信感は中国に対するそれよりもはるかに大きく、クレムリンが米国のディープステートを認識していることは疑いようがない。
ロシアは、この状況が近い将来に解消されるとは根本的に信じていないと私は考える。
さらに、ウクライナ戦争に対する中国の支援が存在する。これは絶対に
極めて重要だ。
そして、中国が背後で支えていなければ、ロシアは今日のような戦い方をしているとは思えない。
2022年末のウクライナ反攻作戦後、ロシアが防衛線を構築した際、中国からロシア連邦へ約2,000台のブルドーザーが供給されたという。
これがいわゆるスラヴィキン防衛線の建設につながったのだ。★ロシアは今、何を思い、何を恐れているか?
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