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世界は核拡散の時代へ~日本は千載一遇のチャンスに乗れ!~
米国は信頼できない同盟国だというレッテルが貼られている。
ウクライナ戦争停戦のため、ロシアへの妥協は必ずあるはずだし、ウクライナ側も妥協を迫られる事になるのは停戦の宿命である。
トランプの目的は、物価高騰の抑制と中露接近を解消させる事であり、これは日本にとっても、プラスのはずだが、日本でも、そして自民党内でも『米国は信頼できない同盟国』と考える者が増えてきた。
現に松川るいも、『今般の米ウクライナ会談の決裂は前代未聞でありました。停戦交渉が行われる方向が見えたのは良かったと思うんですけれども
、ただ少なくともトランプ政権が欧州の安全保障は欧州諸国が主体的にやるべきであり、米国を当てにすべきではないと考えていることは明らかとなったと思います。我が国にとっても様々な示唆があるようにも思います』
と言っている。
暗に『米国は信頼できない同盟国』と言いたげな発言だった。
この思想が危険である事は前回の記事『各国の思惑と第三次世界大戦の可能性~EU vs 米国 vs ウクライナ vs ロシアの行方~』で詳しく述べた通りだが、一方で、この『米国は信頼できない同盟国』という主張が、この世から消える事も無いだろう。
この主張はネットで消える事は無いだろうし、また、残念ながら否定できない面もある。
外交とは、最悪の選択肢の中から、マシな選択肢を選ぶものとは、まさに今回の事を表している。ロシアが負ける事が最善の結果だったが、常に予定通りに行くわけではない事は歴史が証明している。
そしてウクライナを見れば分かる通り、ゼレンスキーが善人か悪人かは置いておいて、支援国の思惑に従わざるを得ない現実を改めて世界各国が目撃した事となった。そして、それに対応するためには自国の防衛力を自前で増強する以外に術はない現実を世界に突き付ける形となった。
しかし防衛力強化には経済的に限界があるため、一番安上がりで、一番効果の高い核兵器の保有を目指す動きが世界で高まる事は避けられない。
まして、ソ連崩壊後にウクライナが核兵器を手放さなければ、このような事態にならなかった事は容易に想像できるからこそ、余計に核兵器の保有を目指す動きが活発化する事は避けられない。かつて…
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