… … …(記事全文5,225文字)2024年1月14日、牧師であるMarre(石井稀尚さん)が率いるゴスペルバンドHEAVENESE(ヘヴニース)の番組「HEAVESE STYLE style 」(episode 197)にゲスト出演した。ご存じの方も多いと思うが、HEAVENESEは当初からコロナ騒ぎ、コロナワクチン、マスク、グローバリズム、全体主義等に疑義を呈してきた。そして、番組でこれらに関する海外の情報を伝えるとともに、社会を風刺するパロディソング(替え歌)や有識者のインタビューなどを発信してきた。
X(旧ツイッター)に、面白いコスプレの演技と見事な演奏のパロディソングが流れてきて、思わず笑った人も多かったのではないだろうか。私もその動画を観て、はじめてHEAVENESEの存在を知った。信仰の有無は別として、Marreさんの力強い言葉やパートナーのクミコさんの軽快なトークに励まされてきた人も多いだろう。
その番組に私は2度目の出演となったが、本番前にディレクターさんから「ワクチンと言わないように」との説明を受けた。ゲスト席にも「×ワクチン 〇お注射」と書かれた紙が置かれた。そのワードを口に出すと、YouTube配信がバン(削除)される恐れがあるからだ。机の前に出してくれた私の著書『コロナワクチン 私たちは騙された』(宝島社新書)のカバーにも、「ワクチン」という言葉が隠れるように注射器をかたどったシールを貼ってくれていた。
にもかかわらず、私はついうっかり「ワクチン問題研究会」と口走ってしまった。普段、無意識に使っている単語を、別の言葉に言い換えてしゃべり続けるのは本当に難しい。幸いなことに、これを書いている1月19日時点では、まだこの番組はバンされていないようだ。しかし、これまでHEAVENESEの番組やアカウントは、闇のダディさんや藤江成光さんなど、ワクチンに疑義を呈してきた他のYouTuberと同様、何度もバンされてきた。バンされないためには「ワクチン」という言葉すら、安易に口に出すことができない。それがYouTubeの現実なのだ。
なぜYouTubeで「ワクチン」を「お注射」、「コロナ」を「流行り病」などと言い換えなくてはならないのか。それは、YouTubeに「コミュニティーガイドライン」があり、それらに違反したとみなされると、動画やアカウントがバンされるルールとなっているからだ。その中に「医学的に誤った情報に関するポリシー」という項目があり、とくにワクチンについて、以下のような内容が違反にあたると規定されている。長いけれど、引用させていただく。
X(ツイッター)では言えない本音
鳥集徹(ジャーナリスト)