Foomii(フーミー)

X(ツイッター)では言えない本音

鳥集徹(ジャーナリスト)

鳥集徹

なぜマスコミは「薬害」を伝えないのか ~「ワクチン問題研究会」設立記者会見に思う~

2023年9月7日、厚生労働省で「一般社団法人 ワクチン問題研究会」(代表理事:福島雅典京都大学名誉教授)の設立を伝える記者会見が、同会の理事たちによって開かれた。

 

同会は、新型コロナワクチン接種の停止を求めて発足した「全国有志医師の会」(代表:藤沢明徳ほんべつ循環器内科クリニック院長)を母体に、同年6月16日発足。記者会見の資料によると、「ワクチン接種後症候群(PVS)患者さんに適切な医療を届ける」ために、「診断基準を作成し、検査方法を確立し、PVSの疾患実態を明らかにする」「情報を広く集め、日常診療に必要なエビデンスを集約して、普及する」ことを目標としている。

 

同研究会の会見資料によると、厚生労働省に報告された新型コロナワクチンの接種後死亡は2076件、重篤者は8638件、副反応疑いは3万6457件に達している(2023年4月30日までの報告分)。副反応報告には手間がかかるうえに、面倒なことに巻き込まれたくないという心理、ワクチンとの関連性に気づかないなどの理由で、報告されないケースがかなりあるはずだ。それを考えると報告数は氷山の一角で、実際にはこの何倍、あるいは十倍以上も死亡者や重篤者がいるはずだ。

 

また、健康被害を受けたとして国に救済を求める接種者の数も、前代未聞の規模となっている。会見資料によると、予防接種健康被害制度の進達受理件数は、8月31日公表分までで8667件、うち救済認定は4098件、そのうち死亡事例の認定件数は210件にも達した。これは、新型コロナワクチン以外の全ワクチン44年分の認定者数3522件(うち死亡認定210件)を優に超える数となっている。

 

… … …(記事全文4,819文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:440円(税込)

    ひと月まとめて購入するとさらにお得です。

    価格:880円(税込)

    2023年9月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年9月19日に利用を開始した場合、2024年9月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年10月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する