◆「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の男性が自殺⁉
10月中旬から行方がわからなくなっていた40代の男性が大阪府箕面市の山中で遺体となって発見された、というニュースが11月14日、流れました。報道によれば亡くなったのは大阪府内在住の男性で、近くに遺書のようなものがありました。彼は「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属しており、SNS上で「嘘はすぐバレる」「金がほしいんだろう」「デビューできなかったくせに」「お前のせいでジャニーズがつぶれた」といった書き込みで批判されていました。遺族によれば男性は5月に旧ジャニーズ事務所の被害者救済の窓口に訴え出ていました。その時、担当者は「必ず折り返し連絡をします」と言いながらその後、何の連絡も来なかったそうです。
 
実名と顔を出して被害を訴えた人に対するSNS上での誹謗中傷は以前から問題になっていました。「当事者の会」の発起人の一人、二本樹顕理さんはSNS上で誹謗中傷を受けたとして、大阪府警に被害届を提出すると11月3日、明らかにしました。二本樹さんによると５月頃からSNSや当事者の会のホームページを通じて「売名行為をやめろ」などの中傷メッセージが複数、届いていたそうです。なかには危害を加えるという内容のものもあり、刑事告訴も視野に入れているそうです。二本樹さんは「性被害の証言をするだけでも辛いのに、中傷を受け二重苦になっている」と話したそうですが、本当にその通りだと思います。
 

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