… … …(記事全文5,202文字)3月19日、また、トルコで大きな政治的事件が起きた。
この国では定期的に内政上の大きな事変が起きるのだが、今回は、次期大統領選の有力候補と目されていた野党第1党共和人民党(CHP)のエクレム・イマムオウル、イスタンブール大都市圏市長の逮捕であるから、国の内外で大きな話題となった。
23日、イマムオウル市長はじめ、ベイリキデユズュ、シシリの二つの市の市長は、内務省によって職を解かれ、シリウリ刑務所に収監された。
さあ、エルドアン大統領が政敵を逮捕させたとヨーロッパのメディアは騒ぎ立て、日本のマスコミもそれに引きずられた。
イマムオウルが罪を犯したのなら法で裁かれるのは当然なのに、エルドアンが蹴落としたというストーリーが最初から出来上がっているのは異常である。
きょうはまずここから話を始めたい。
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン