… … …(記事全文5,991文字)欧米メディアにおけるトルコのエルドアン大統領の評価と言えば、総じてネガティブである。
イスラム主義、世俗主義の敵、民主主義の敵、報道の自由の敵、女性の人権軽視、クルド人迫害、ロシアとの蜜月、ハマスの後ろ盾…
日本のメディアもこれらをコピーすることが多い。
ところが最近、興味深いことに、ガザ問題でエルドアン大統領の毅然とした姿勢がリベラルな人たちのあいだで評価されるようになった。
それは、ガザでの戦争に関して、一貫してイスラエルの非人道的な攻撃を非難してきたからである。
特に、イスラエルとのあいだの通商関係を断絶したことと国際司法裁判所におけるイスラエルのジェノサイド訴訟で、提訴した南アフリカに続いて原告側に加わったことが大きく影響している。
そのために、「エルドアンにはいろいろと問題があるが、今回の姿勢は正しい」というような訳知り顔の評価をする人が増えた。
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