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電磁波・低周波音・化学物質のリスク

加藤やすこ(環境ジャーナリスト、いのち環境ネットワーク代表)

加藤やすこ

昆虫にも深刻な影響が?

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00226/2021021709000076738 //////////////////////////////////////////////////////////////// 電磁波・低周波音・化学物質のリスク https://foomii.com/00226 //////////////////////////////////////////////////////////////// 第5世代移動通信システム(5G)の電磁波は、人間だけでなく環境にも深刻な影響を与える可能性があります。ワシントン州立大学名誉教授のマーティン・L・ポール博士は、5Gによって、昆虫や両生類、鳥類、小型哺乳類も影響を受けるほか、植物が乾燥しやすくなるので、山火事などの火災も増える可能性を指摘しています。 携帯電話電磁波が昆虫にどのような影響を与えるのかについては、これまでに各国で研究されてきました。2006年、ドイツのコブレンツ-ランダウ大学のキンメル博士らは、デジタル式コ―ドレス電話(周波数1.9GHz)の親機をミツバチの巣箱に置き、帰巣率が変化するかどうか調べました。電磁波に被曝したミツバチの帰巣率は49.3%でしたが、被曝していないミツバチは63%が戻り、統計学的に有意な差が確認されました。 携帯電話は、1980年代に第1世代携帯電話(1G)が、1990年代に第2世代携帯電話(2G)が、2000年代に第3世代携帯電話(3G)が始まり、2007年11月末には全世界での普及率が50%に達しました。 携帯電話の普及に伴って携帯電話基地局の設置も増えていったわけですが、2006年秋頃からアメリカでは、農作物を受粉させるために飼育しているミツバチが、突然、集団で姿を消す「コロニー崩壊」が頻発するようになり、2007年7月までに43州でコロニー崩壊が報告されました。 アメリカだけでなく、ドイツ、スイス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャなどヨーロッパでもコロニー崩壊は発生し、翌年にはイギリスや台湾、日本でも発生したという報告があります。  コロニー崩壊の原因として、農薬やストレス、寄生虫が原因ではないかと考えられましたが、その一因として電磁波も考慮すべきでしょう。
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