… … …(記事全文8,746文字)予想はしていたが、結果は予想をはるかに超えていた。今回の参院選のことだ。自民党と公明党の与党が参議院で過半数割れになったのだ。壊滅的と言ってもいい。すでに自公は衆議院でも過半数を割っており、石破茂政権は今後、衆参両院で厳しい政権運営を強いられる。
自公が過半数を取れないことは、各マスコミの出口調査から事前に予測はついていた。実際、フタを開けてみれば自民党は全国32の1人区で苦戦し、そのうち半数以上が落選した。
関西では和歌山選挙区が注目された。和歌山選挙区は自民党の新人で、二階俊博元幹事長の三男・二階伸康が出馬した。当初は二階がリードしていたが、そこへ新人で無所属の望月良男が追い上げてきた。最終的には望月が二階を大きく引き離して初当選を果たした。もっとも、望月は「無所属」を名乗っても元自民党であり、有田市長と有田市議の経歴を持つ。しかも、望月の背後には世耕弘成衆院議員(自民党・無所属の会)が控えており、実質的には自民党同士による保守分裂の血なまぐさい闘いだったわけである。
もともと和歌山県は二階と世耕が対立する因縁の土地で、昨年10月の衆院選では参院議員から鞍替えした世耕が当選し、引退した二階俊博の代わりに出馬した伸康を破っている。
1人区の和歌山選挙区は、自民党が無所属に負けた構図になってはいるが、世耕の後ろ盾で望月が自民党に復帰する可能性は高い。全国の1人区で苦戦した自民党だが、同じ1人区でも和歌山選挙区は少し様子が異なっている。
1人区ではないが、他にも注目された選挙区があった。定数4の大阪と定数2の京都である。

購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン