… … …(記事全文3,847文字)●愛媛は「まじめ県」
前稿で、「新潟県では、『冬用タイヤ』と言えば、問題なく通じる。しかし、温暖な地域では『どういうこと』と疑問を持たれるかも知れない」と記した。私自身、似寄りの経験をしたことがある。6年前、愛媛県へ行った時、「この辺は、冬にタイヤ交換しなくてもいいですね」と温暖であることを強調したつもりが、「えっ、何で交換するの」と逆に訊かれてしまった。事情を説明して納得してもらった。
話が脇道へ逸れる。お隣の香川県は、「うどん県」として名が通っている。これに対抗して、愛媛県知事が、良いキャッチフレーズを考えようとした。それで、自ら提案したのが、「まじめ県」だったという。地元の人に言わせると、「何をアピールしようとしているのか分からん」とずいぶん不評だった。私が「そんなにまじめなんですか」と尋ねると、「多少は几帳面なところはあるかな」と具体例を説明してくれた。
●みんなが登坂車線を走行
「自動車で走っていて、上り坂に差し掛かると『登坂車線』ってあるでしょ。この辺ではほとんどの人がその車線に入るんだよ」。「それは、まじめそのものではないですか」と応じると、「自分で自分のことまじめなんて言えないよ」と否定的だった。だが、現在は愛媛県ホームページによれば、「愛媛県では、県外の皆さんから見た県民性のひとつである『まじめ』を統一コンセプトとして、観光や移住、物産、食など、さまざまな角度から愛媛の魅力を知ってもらう『まじめえひめ』プロジェクトを展開しています」とある。
また、県外の若い人たちも対象に、「若者が『まじめ』(=真剣に、本気で)に活躍する愛媛県」のイメージが定着することを目指して、YouTube、Instagram、Xにより独自の視点で愛媛の「まじめ」な魅力を発見・発信している。このプロジェクトは、「まじめなえひめ研究所」が中心となって実施されている。やはり、愛媛県も人口流出が問題となり、特に若者の定着や愛媛への移住を目指している点で新潟県と同様である。
●降雪予報が当たった
本題に戻る。先週末、今シーズン最強寒波が襲来、平地でも降雪の恐れとテレビの天気予報が繰り返していた。このところの天気予報は、ちょっと大げさで「脅し」に近いと感じていた。それは、大雪や大雨を強調しておけば、降らなくても問題はないが、逆の場合だと大変なことになるとの発想からきているのだと思う。
