Foomii(フーミー)

誰も説明しない日本の現実

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

【第1回】ベネズエラ侵攻の真実――「世界の警察官」から「最恐の利己国家」へ変貌した米国

皆さま、あけましておめでとうございます。


本来であれば新年の穏やかなご挨拶から始めるべきところですが、世界は文字通り「激震」の中にあります。米軍によるベネズエラ侵攻とマドゥロ大統領夫妻の拘束。このニュースは、単なる一国の政変ではありません。私が本メルマガで指摘し続けてきた「米国の西半球(Western Hemisphere)回帰」が、これ以上なく露骨で冷徹な形で「実装」された瞬間です。


実はこの展開、私にとっては「予想された未来」でした。CPAC Japan 2025の際、私が対談した元国家安全保障補佐官ケイティ・マクファーランド氏は、はっきりとこう仰っていました。「かつてのモンロー主義は欧州勢の南米進出に対応するものだったが、今は中国の南米進出が最大の課題だ」と。


本日、連載第1回として、米国の真意と日本が直面する「過酷な現実」を解き明かします。


1. 「国防」から「戦争」へ――剥き出しの自己中心性

トランプ政権が国防総省(DoD)を「戦争省」へ名称変更した真の理由は、ここにあります。米軍を「自由と民主主義」という抽象的な理念のために世界展開させる時代を終わらせ、自国の利益追求のためにのみ、有効かつ合理的な「戦争」を実行する。ベネズエラ侵攻は、その新生「戦争省」のデモンストレーションに他なりません。


トランプ大統領とルビオ国務長官の会見を見れば、彼らの視線がキューバやコロンビアまでも射程に入れていることは明白です。米国が自らの「裏庭(オリジナルテリトリー)」と見做す西半球の徹底的な掌握。これこそが「アメリカファースト」の正体であり、剥き出しの自己中心性の発揮なのです。


2. 侵攻の裏にある「三つの真の目的」

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