… … …(記事全文4,334文字)私は福島雅典京都大学名誉教授が率いるワクチン問題研究会の奮闘を描いたドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を観て、一部の医師・研究者の地道な検証に敬意を抱く一方で、改めて怒りと絶望を覚えずにはいられませんでした。そして、ふと気づきました。新型コロナ騒動と安倍晋三暗殺事件は、一見無関係に見えて、通底する現象があまりに多いということです。それは、結論ありきで、疑問を封じ、異論にレッテルを貼る――この三点です。
① 謎が残るのに、早々に「打ち止め」にされた
新型コロナウィルスの起源は動物市場説が主流扱いでしたが、研究所漏洩説は当初から存在していました。ワクチンの有効性や安全性にも、早くから具体的な疑問が出ていました。安倍晋三暗殺でも、単独犯を疑う声や救急医の所見と司法解剖結果の矛盾が指摘されました。にもかかわらず、多くの議論が早々に「打ち止め」にされました。この早すぎる幕引きこそ、共通点の第一です。
② 政府・公的機関・権威の「決め打ち」と、異論へのレッテル
当局や有力研究者の発信は「自然由来のウィルス」「ワクチンの大きな効果」を前提に足並みを揃えました。異論や疑問は「陰謀論」と括られ、発言の場自体が狭められました。安倍事件でも、単独犯の枠組みが広報の前提となり、その他の可能性は無視され、広報の中心は統一教会に移っていきました。ここで起きたのは、結論に合わせて検証の手順を削ることです。手順を削れば、誤りは修正されようがありません。これが共通点の第二です。
③ いまも「空気」が結論を固定している
現在、ウィルスの自然由来説やワクチンの効果、安倍暗殺単独犯説に疑問を持つ人が多くなったという印象はあります。世界的にワクチン後遺症に苦しむ人が多発し、超過死亡も激増しました。この問題を真正面から議論する政党も現れました。陰謀論では済まされない証拠が蓄積しています。それでも、政府や大手メディアは、疑問や矛盾が「存在しない」かのように振る舞い続けています。空気で押し切るやり方は、検証の回路を細らせます。多数派か少数派かではなく、「未解明を未解明と書き残す」「反証の場を開く」ことが必要です。しかし、政府も大手メディア(オールドメディア)も、反論できない空気の情勢に躍起です。まるで、どんなに不都合な事実があっても、予め用意されたシナリオに必死にしがみついているように見えます。これが共通点の第三です。
④ それは何を意味するのか?
これらの共通点を考えるとき、

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