… … …(記事全文3,311文字)今回は、アラスカ州アンカレッジで行われたトランプ大統領とプーチン大統領の直接会談を取り上げたいと思います。この一見華やかな会談の裏に潜む危険性、そして日本が直面する「悪夢」について考察します。
アラスカでの異例の会談
まず注目すべきは、会談の舞台がアラスカ州アンカレッジであったことです。プーチンが自ら米国領土まで赴いたのは一見すると譲歩に見えます。しかし、トランプはプーチンを赤じゅうたんで迎え入れ、まるで旧友のように満面の笑みで握手を交わしました。数カ月にわたり「即時停戦」を口にしながらも攻撃をやめないプーチンに苛立ちを隠さなかったトランプが、この場では終始ご機嫌で「プーチン好き」を隠そうともしなかったのです。
この態度は、石破首相に対するぞんざいな扱いと比べれば一目瞭然です。プーチンは特別扱いされ、石破首相は軽蔑され、軽視される。これが現実の国際政治の力学です。
漏洩した「会議次第」が示すもの
さらに驚くべきことに、会談の次第を記した書類が、使用されたホテルのコピー機に置き忘れられるという珍事が発生しました。それをメディアがスクープし、会談の真の焦点が浮かび上がったのです。そこから判明したのは、この会談の中心議題が即時停戦ではなく、ビジネスディールであった可能性が極めて高いという事実でした。
会談の席次を見ても明らかです。軍事問題の責任者である国防長官ではなく、財務長官や商務長官がトランプの隣に座っていたのです。そして驚くべきことに、諜報筋によれば、
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン