ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00194/20230612234445110213 //////////////////////////////////////////////////////////////// 山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ! https://foomii.com/00194 //////////////////////////////////////////////////////////////// 良識ある日本人には信じられない光景が国会で繰り広げられています。ラーム・エマニュエル駐日米国大使を通じたバイデン政権の圧力に屈した岸田首相は、党内の反対意見を押し切って、強引に内閣委員会でLGBT理解増進法を可決させました。新藤義孝議員の説明もちぐはぐで酷いものでしたが、部会、政調、総務会を通したものとは違うものを突然出して即日採決するというやり方は議会制民主主義を破壊する行為であり、断じて容認できません。 法案の内容の問題点は既に多く論じられているのでここでは触れませんが、このまま日本がアメリカ民主党のリベラル全体主義(≒共産主義)に追随したらどうなるかについて考察したいと思います。飛躍しているように聞こえるかもしれませんが、最終的には日本は北海道を失うことになるでしょう。どうしてそうなるのか説明したいと思います。 今回の異様なLGBT法案ごり押しは、岸田首相の強硬な指示によるものです。性自認のリスクについて安倍元総理の懸念を理解していたはずの岸田首相が基本的なルールを無視してまで強引に進めるのは、余程怯えているということです。妻の裕子氏がバイデン大統領の妻であるジル・バイデンに呼び出されたことも大きな圧力になっているでしょう。単なる親善の為にわざわざ呼び出すことはありません。安倍元首相の暗殺が大きく影響していることも間違いないでしょう。 今回無理やり通そうとしているLGBT理解増進法案は、既知の通り、全米及び欧州に吹き荒れ、キリスト教文明を破壊しているリベラル全体主義の反映です。新マルクス主義とか文化マルクス主義と呼ぶ場合もありますが、二面性があると考えられます。リベラリズム(自由主義)とマルクス主義(共産主義)は元々異なる思想のはずです。リベラリズムとは本来、身分制度による差別、王権や君主による支配、国教による支配などを議会制民主主義と法の支配に置き換え、個人の自由な思想信条、経済活動、財産の保有を認めるという思想です。従って、資本主義の基礎には自由主義があります。 ところが、個人の自由をとことん追求すると、ついには性別からの自由にまで行きついてしまいます。自分の意思だけで自分の性を決める、というのは常識に反する発想ですから、常識が邪魔になります。伝統も習慣も宗教も道徳も全部邪魔になります。そうなると、法律で自己防衛し、異論は徹底的に攻撃して潰す必要が出てきます。気が付いて見れば、共産主義と見分けがつかなくなっているのです。 今、アメリカを破壊しているイデオロギーというのは、共産主義者が長年に渡って続けて来た新マルクス主義による破壊工作と、常軌を逸して全体主義に陥ったリベラリズムの複合体だろうと私は考えています。冷戦時代のソ連のKGBが欧米に仕掛けた共産革命工作の一環がLGBT推進であったことも明確になっています。いずれにしても、アメリカ民主党は極左イデオロギーに乗っ取られて、かつての民主党ではなくなっています。体内的にはアメリカという国家を破壊しながら、対外的には極左イデオロギーを拡散し、強要しています。まるで世界同時共産革命を目指しているかのようです。… … …(記事全文4,959文字)
山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ!
山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)