… … …(記事全文2,298文字)外国人が日本の神社、仏閣で乱暴で失礼な行為をした挙句、SNSに投稿するとか、ときに炎上することは、もはや珍しくなくなっている。
今年5月、京都、八坂神社で本殿の鈴の緒を柵に叩きつけるという乱暴な行為をする外国人グループに注意をしたら、ののしられたという内容をSNSに投稿した人がいた。
たちまち話題となったが、国内限定であり、結局神社側は、17時より翌6時までは鈴の緒をつかめないよう上のほうへあげるという対策をとった。
それまでは夜間の拝観も鈴の緒を揺らして小さな音を出すことも許容されていたにも拘らず、である。
さて、このたびはそんな迷惑外国人の行為が世界的炎上にまで及んだという事例だ。
9 月30日、アメリカ、シアトルを出発した大型クルーズ船は10月10日には北海道の室蘭に寄港。
チリ出身でアメリカ在住の姉妹は港からほど近い、中嶋神社の境内に立ち寄ると、1人は稲荷宮内の赤い鳥居の横棒をつかい、懸垂を始めた。
現在は削除されているが、インスタグラムに投稿された動画は、軽快な音楽にあわせ、首を出したり、ひっこめたり、左右に移動させたり、足を交互に曲げるなど、なかなか見事なものである。
もう1人は別の鳥居の前の石段を逆立ちしながら降りてくる写真。
さらには石段の中央の二本の手すりの上で逆立ちし、股を大開脚するというパフォーマンスも見せている。
神聖であるべき神社、それも鳥居という俗界と神聖な世界の境をなす結界やその付近で極めて侮辱的行為を行ったこと。
さらには、その行為がかなりの身体能力の持ち主でなければできないものだったからなのだろう、瞬く間に世界的炎上となった。
実はこの姉妹、元体操選手であり、普段からこのようなエクササイズ動画をさかんにアップしているのである(フォロワー数は炎上後の16日で14万人となっているが、元々ほどほどのインフルエンサーではある)。
大炎上の後、姉妹はインスタグラムをいったん閉鎖し、10月15日、クルーズ船が東京に寄港すると、再開。
謝罪動画を投稿した。
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