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鳥越俊太郎ウェブマガジン「鷲の目」

鳥越俊太郎(ニュースの職人)

鳥越俊太郎

「反撃能力が必要」とか「敵基地攻撃能力」「崩れゆく専守防衛」(敵基地攻撃能力)ここ数日新聞に踊った見出しだ/ほとんどの日本人は気づいてはいない!これは戦後77年目の重大な別れの刻なのだ!!

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00190/20221128100000102459 //////////////////////////////////////////////////////////////// 週刊 鳥越俊太郎のイチオシ速報!! https://foomii.com/00190 //////////////////////////////////////////////////////////////// 私はこの夏から秋、冬にかけて、大変沈鬱な気分から抜け出せないでいる。 勿論82歳という高齢の身だ。身体の各所で死への「overture」(序曲)が始まっている。そこからさざ波のように押し寄せる、これも沈鬱な気分だ。 だがこれは違う。 日本がもうすっぱり縁を切ったはずの他国との戦争の影がかなり真実性を帯びて日本の政治の舞台に立ち現れている。 それなのに日本の新聞やテレビといったメディアは、というよりそこで働く記者達にはほとんど「歴史観」が欠けているのだろう。 読者に、いや日本の国民に今日本の政治は戦後77年間大事に守ってきたある一線を越えようとしていることを正面からキッチリと告げなければならないはずだ。 しかし、今の記者達にはある重大な事実──明治維新から第二次世界大戦終結までの77年と終戦から今日までの77年を日本の一つの歴史として総括してみる「歴史観」はない。 あるのは「敵基地攻撃能力」とか「『反撃能力』公明容認へ」と言った断片記事を書き散らかしているだけだ。 「歴史観」を共有する記者ならば、今日本の政治が踏み渡ろうとしている危険な一線についてもっと危機感と怒りを込めてもっともっと多くの、溢れんばかりの原稿を書いてほしい。 しかし、記者達は淡々と断片ニュースしか生産しない。 例えば直近で言うと、11月26日(土曜日)の朝日、毎日、東京三紙の記事を見比べてみよう。
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