… … …(記事全文2,395文字)2024年,令和6年も遂に師走,となりました.
思い起こすとちょうど一年前,表現者クライテリオンでは,新年号をどうするかの議論の中で,これがいいんじゃ無いか,ということでととり挙げたのが,
「2024年は選挙の年,今年の選挙結果で日本も世界も激変するだろう!」
という論点.
2024年は日本の自民党の総裁選と衆院選,アメリカの大統領選,欧州の欧州議会選挙,フランスの国民議会選挙,イギリスの総選挙…等,実に多くの選挙が行われました.
で,今師走を迎えて改めて今年一年振り返ると,これらの選挙は世界の今の有り様,そしてこれからの各国及び世界全体の歴史に決定的に大きな影響を及ぼしたものとなったことが見て取れます.
総裁選で高市氏が勝っていたら今頃自民党は安定的な保守政権が誕生し,来年早々に誕生するトランプ政権と共に日米新時代を作り上げることができていたかも…でありましたが,結果は国家観がまるでない「石破」が勝利.
民主党の代表選で積極財政派の代表が選ばれていれば,今回の総裁選で積極財政の野党連合が誕生し,今頃消費税5%に向けた議論が本格的に進められていたかも…でありましたが,現実は消費増税が大好きな緊縮の権化のような人物である「野田」が勝ってしまいました.
さらには総選挙で,石破与党が過半数を取っていれば,玉木率いる国民民主党の活躍もなく,途轍もない増税緊縮政治が展開していたかもしれなかったですが…石破&野田が各党の代表になるという「不幸」な状況の中の幸いとして,石破与党が過半数を割れ,減税の目が幾分なりとも出てきました.
とはいえ,素直に結果を読み解けば比較最大政党は石破自民,第二政党は野田立民と,結局増税大好き緊縮政党が大多数を占めるのが現在の国会の風景.かくして今回の総選挙を通して絶望的状況がまだまだ続く事が決まってしまったわけです.
一方で米大統領選で…
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