… … …(記事全文2,448文字)とある紙媒体に,下記記事を寄稿しました.
斎藤知事問題における「斎藤擁護派」は言うに及ばず,「斎藤批判派」もまた,この問題の本質を見誤っているのではないかという点を批評しました.
斎藤知事の擁護派/批判派問わず,本件にご関心の方は是非,ご一読頂きたいと思います.
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『斎藤元彦知事問題の本質,見誤るべからず』
京都大学大学院教授 藤井聡
今年は兵庫県民のみならず,日本国民全体が斎藤元彦兵庫県知事に振り回される一年となった.齋藤氏の不適切行為についての「外部通報」で〝炎上〟したかと思えば,その通報を嘘八百と否定した上で通報者を特定し処分することでまた〝炎上〟.その処分後に通報者が自殺したことでさらに〝炎上〟が加速し,職員や側近,議会から激しく辞任を要求され,最終的に辞任,しかしその直後の出直し選挙で当選.選挙期間中にはマスメディアの一貫した斎藤バッシング批判こそが嘘八百であり真実は全く違うという言説がネット上で大いに〝バズり〟今度はメディアたたきの〝炎上〟が発生した.ただしこの斎藤再選で事態は一旦は落ち着くかと思いきや,今度は選挙期間中の「広報戦略全般」を齋藤氏から有償で受注したことをネット上で誇示するPR会社社長が現れ,これを通した齋藤氏の公職選挙法の疑惑が俄に浮上するものの,齋藤氏は疑惑を完全否定することでまた〝炎上〟した.
この一連の問題については…
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