… … …(記事全文4,362文字)前回配信した,下記記事からおおよそ4日が経過したが,その間も,小泉氏推しのTV報道はまだまだ一向に衰えていないようだ.
【やらしちゃいけない!小泉進次郎総理大臣】(その1) ネット民だけじゃない.「政治の玄人衆」達から既に完璧なる「ダメ出し」がなされている.
https://foomii.com/00178/20240827205034128439
この前回の記事では,兎に角小泉氏は当初アイドル的人気があったものの,「環境大臣」に就任した折りに多くの市井の民が驚く程の意味不明なナンセンス発言を繰り返し,政治家・大臣としての「資質」に大いに疑問符が付き,政治記者達からも自民党議員達からも,政治家・大臣としての完全な「ダメ出し」を出され,「オワコン」化していた…と解説した.
したがって岸田総理が退任表明をするまで,進次郎氏の総理の目はそこで完全に潰えたと政治記者や議員達を含めた多くの人が認識していたのに,この度またぞろ人気が急上昇してきたというわけだ.
かくして単なる「アイドル的」人気以外なにもないとダメ出しされた筈の人物が総裁候補になっているということそれ自体が大問題なのだが,小泉氏に総理を「やらしちゃいけない!」理由は,実はそれだけに留まらない.
以上の理由は,「総理としての資質を著しく欠いている」というものだが,第二の理由はそういう消極的理由でなく,「日本の国益を“積極的”に毀損し,日本破壊を加速する」という,より積極的でより恐ろしい理由だ.
そもそも小泉進次郎氏は,意図しているか否かはさておき,「アメリカのジャパンハンドラー達の意向にそって,アメリカの国益のために日本を積極的に傷付ける政治」を展開するであろうことが確実視される人物なのだ.
そもそも小泉氏は,日本を代表する親米政治家であった父・小泉純一郎氏の差配の下,アメリカのCSIS(戦略国際問題研究所」)の研究員を勤めていた.
CSISは「アメリカの国益」を最大化するために設立されたシンクタンクだ.つまりそれは定義上,アメリカの国益のためには日本の国益を毀損することを全く厭わない研究を進めるシンクタンクだ.
そして進次郎氏はここで,「ジャパンハンドラー」と深く関わる様になる.事実,小泉進次郎氏を政治学者として研究し,進次郎氏がいかなる政治家であるのかを客観的に描写した中島岳志氏は,次のように指摘している.
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)