… … …(記事全文3,253文字)当方が2000年代後半に誕生した民主党政権の「コンクリートから人へ」路線に対して徹底批判の狼煙を上げてからおおよそ十五年が経過しました.
それまでは大学で研究して,学会で発表する,という程度の活動しかしていなかったのですが,その頃から積極的にテレビ,ラジオ,インターネット,雑誌で「言論活動」なるものを展開するようになりました.
テーマは公共事業必要論,国土強靱化推進論,積極財政推進論,消費増税反対論,グローバリズム反対論,反構造改革,コロナ対策適正化論,反ポピュリズム論,反全体主義,反ニヒリズム,小池豊洲市場批判反対論,反大阪都構想…等々,思い起こすと結構ないろんなテーマについてあれこれ言論活動を展開して参ったものだなぁと思います.
これらの言論戦は勿論,世間の「趨勢が間違っている」と確信したテーマについて,その「世論の趨勢の間違いを糺す」ことを企図して展開しているものですから,必然的に全てのテーマにおいて大小様々な反発や反論があります.そしてそうした反発は時に激しく感情的なものとなり,激しい誹謗中傷が繰り返される事態に及ぶ事があります.
こうした言論活動を日々続けていますので,そうした反発や誹謗中傷などには慣れてはいますが,そんな当方でも「流石にこりゃ異常だなぁ…」と辟易せざるを得なかったのが,大阪都構想論戦の時の「IS-HS」信者達の粘着と,2020年から2023年まで続いたコロナ騒動時の「コロナ徹底自粛派」信者達の粘着ぶりでした.
ちなみにIS-HSとは…
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)