… … …(記事全文3,491文字)今朝のチャンネル桜で、表現者クライテリオンの最新号
「過剰医療の構造 ~病院文明のニヒリズム」
アマゾン:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CKBSHQC7
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を紹介いたしました。
https://youtu.be/KB_k88d2X6M?t=1708
その紹介にてお話しした内容を文字起こししましたので、ご紹介差し上げます!
ホンット酷い話しなので…是非、ご一読ください。
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この特集を組むことになったきっかけは最近この5年自粛しろだとか感染症(コロナ)が広がって、お医者さんがいろいろと政府の中心に入っていろんな対応したりとかっていうのがありましたけど、それに疑問を感じた国民も多かったと思います。僕らも疑問を感じていろいろ調べて調査をすると、医療業界にはとてつもない闇が広がってたっていうことがわかりましたっていうことなんですよね。
この特集の一番のポイントはね、いろんな方に書いてもらってるんですけどこれ、大半がお医者さんです。今回はいわゆる言論人はちょっと避けて、お医者さん自身に語ってもらおうと。
この医療問題について第三者が語ると「お前ら知りもせんくせに!」って散々やられたわけじゃないすか、例のパンデミック(コロナ)のときに。だから、今回は基本的にお医者さんに書いてもらうことにしたんです。
どんな闇があるかってもう、言い出すときりがないぐらいなんですけど、一番わかりやすい闇は、医者の森田さんの大脇さんっていうお医者さんとの対談です。
2人とも異色の医師で、森田さんはジャーナリズムでもいろいろと書いておられた方で、大脇先生ってのは東大を出てからお医者さんをやりながらいろんな医療行政についての執筆をされてるという、かなり変わったお2人です。
彼らの話をまず読んでいただければ、医療業界の闇の深さがようわかるんですけど、まずですね、田舎で何が起こってるかというとまず、日本の医療ベッド数っていうのは世界一なんです。
人口当たりでいうと「医療大国」なんですけど、実はそれはそうじゃなくて、単なる「ビジネス医療大国」っていうだけの話しなんです。つまり、日本は「人の命をだしに金儲けする輩が多い」っていうだけの話なんだということが、この森田先生がおっしゃっているポイントです。
まず統計的なことから申し上げると、田舎にはですね、たくさんの立派な病院があったりするんですよね。
で、横軸に、地域毎の1人当たりのベッド数をとって、縦軸に1人当たりの公的医療費っていうのをとるとですね、綺麗な右肩上がりのグラフになるんですね。
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)