… … …(記事全文2,097文字)いよいよ来週、最新の表現者クライテリオンの最新刊が発行となります。今回の特集タイトルは、
「過剰医療」の構造 ~病院文明のニヒリズム ~
アマゾン:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CKBSHQC7
定期購読:https://the-criterion.jp/subscription/
です。この特集の企画趣旨は以下の通りです。
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我々にとってなくてはならない「医療」。しかし、それが「過剰」な水準に達した場合、逆説的にも我々に様々な「被害」がもたらされることになる。薬の過剰摂取は体に毒であるし、健康に配慮しすぎて味気ない暮らしになれば我々の幸福が大きく棄損する。
さらには過剰医療が加速すれば、医療費の肥大化に恐れをなした政府が過度に緊縮的になり、その結果経済が疲弊していくということにもなる。
こうした過剰医療の背後にあるのが生命至上主義という名のニヒリズム(虚無主義)だ。
このニヒリズムと拝金主義者が結託し、生命至上主義を言い訳にして過剰医療を加速させつつ効率的に患者達と政府から大量のマネーを吸い上げ続けるという詐称的システムが、今の日本の医療界において構築されてしまっている。
本特集では、こうした状況はもはや「病院文明」と呼ぶに相応しいものに堕落した文明状況であることを描写しつつ、そこで横行する過剰医療の恐るべき不条理を明らかにすると共に、その超克の術を考える。
表現者クライテリオン編集長 藤井聡
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要は、病院や医者達が「命は大事ダ~!」というタテマエを笠に着て、好き勝手に医療サービスを売りまくり、その結果、我々はどんどん不幸になり不健康になり、社会はどんどん疲弊し続ける状況にある…という話しを取り上げたわけです。
詳細はまたおって解説してまいりたいと思いますが、この特集を紹介すべく、来週放送予定のKBSラジオで、この特集内容を取り上げ、下記のようなタイトル(&サムネイル)で動画を準備していたところ…
国民を搾取する医療ビジネスの実態:『暴露 医療業界の闇』
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)