Foomii(フーミー)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)

藤井聡

コロナ対策についての実証研究から、日本政府が「相当な馬鹿」である事が学術的に示されました。

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00178/2021022018542676891 //////////////////////////////////////////////////////////////// 藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~ https://foomii.com/00178 //////////////////////////////////////////////////////////////// 大学教員にとって一番忙しいのが、2月、です。 何と言っても、年度末。定期試験があって最終成績をつけなきゃいけませんし、大学入試も大学院入試もあり、しかも、卒業・修士・博士の各レベルの論文審査もあります。 なので2月は毎年ヘトヘトになるのですが、ようやく昨日(!)論文審査が全て終わり、一山越えました。 そんな中で、学士・修士・博士の各レベルの学生さん達の努力の結晶として色んな研究がまとまってきたのですが、今日はその中の一つの「コロナに対する政府対策についての実証研究」についてお話ししようと思います。 なぜというに、この研究を改めて振り返ってみると、どれだけ日本政府が「馬鹿」なのかがハッキリと統計学的に示されてしまっているので、学会発表する前に、その主な成果だけでもご説明しておこうと思い立ったからです。 とはいえ、「世間の常識」あるいは「世間の気分」とは正反対の結果なので、某西浦教授のように「内容が科学的にどれだけ出鱈目でも、世間の空気と同じ方向だから学術誌もスグ通るし、世間でも大きく取り上げられる」という事態とは正反対の事態になることは必至です。つまり、「世間の常識・気分」にケンカを売るような内容なので、「内容がどれだけ科学的に正当でも、学術誌にもなかなか通らないし、世間からは無視される」結果になることは必至なわけです。 なのでまずは、当方の発言の場でありますこのメルマガでまずは、(審査終了後24時間の!)できたてホヤホヤの京大大学院修士研究成果をご報告さし上げたいと思います。 ・・・ まずこの研究で分かったのは、以下のポイントです(ここで「分かった」と言っているのは、統計学的に示されたという意味です)。 (1)現時点のコロナの健康被害は、インフルエンザとだいたい同じで、かつ、肺炎や自殺よりも圧倒的に低い。
… … …(記事全文4,656文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • ひと月分まとめての販売となります。1記事のみの販売は行っていません。

    価格:880円(税込)

    2021年2月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する